2020/10/23にASUS製スマホ ZenFone 7とASUS ZenFone 7 Proが発売されました。
ZenFone 7シリーズはASUSTek ZenFone 6の後継機で、有機ELフルHD+高精細ディスプレイ/最大6,400万画素カメラ/高性能CPU/大容量メモリ/5,000mAh大容量バッテリーとハイスペックの機種です。
価格情報は基本的に税込み価格です。
ASUS製スマホの機能・性能の比較
各機種の機能・性能の仕様は以下の表の通りです。
価格は税込みです。
項目 | Zenfone 7 Pro | Zenfone 7 | Zenfone 6 |
---|---|---|---|
発売日 | 2020/10/23 | 2019/8/23 | |
実売価格(2021/8/31参考) | 約7.0万円 | 約5.5万円 | 不明 |
ディスプレイ | 有機EL HDR10+ | 液晶 HDR++ | |
解像度 | 2,400×1,080 フルHD+ | 2,340×1,080 フルHD+ | |
画面サイズ | 6.67inch | 6.4inch | |
アウトカメラ | メイン:6,400万画素 超広角:1,200万画素 望遠:800万画素 | メイン:4,800万画素 超広角:1,200万画素 | |
インカメラ | フリップカメラのため、イン/アウト性能が同じ (アングルセンサーつき電動駆動) | フリップカメラのため、イン/アウト性能が同じ | |
手振れ補正 | 光学式手振れ補正 | 電子式手振れ補正 | |
オーディオ | Hi-Res | DTS:X® Ultra Hi-Res | |
スピーカー | デュアルスピーカー内蔵 | ||
ROM/RAM | 256GB/8GB | 128GB/8GB | 256GB/8GB 128GB/6GB |
外部メモリー | microSD™ (最大2TB) | ||
SIM | デュアルnanoSIM (トリプルスロットで外部メモリ同時使用可能) | ||
5G通信 | 5G対応 | 非対応 | |
無線 | Bluetooth® 5.1 IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax | Bluetooth® 5.0 IEEE 802.11a/b/g/n/ac | |
端子 | USB Type-C | USB Type-C 3.5mmヘッドホンジャック | |
CPU | Qualcomm® Snapdragon™ 865 Plus オクタコアCPU 3.1GHz Adreno 650 | Qualcomm® Snapdragon™ 865 オクタコアCPU 2.84GHz Adreno 650 | Qualcomm® Snapdragon™ 855 オクタコアCPU 2.84GHz Adreno 640 |
OS | Android™ 10.0 | Android™ 9.0 | |
防水・防塵 | 非対応 | ||
バッテリー容量 | 5,000mAh | ||
急速充電 | Quick Charge 4.0 USB Power Delivery 3.0対応 | Quick Charge 4.0 リバースチャージ対応 | |
おサイフケータイ | 非対応 | ||
生体認証 | 指紋認証/顔認証 | ||
重量 | 235g | 180g | |
外形([mm]) | 165 x 77.2 x 9.6 | 159.1 x 75.4 x 9.1mm |
記載スペースの関係で、数値の「約」を省略しています。
性能が良いほどセルを濃い黄色で塗っています。
まぁ、当たり前ですよね。
Zenfone 6は現在販売されていません。2019年8月発売なので、一般的には現役の機種ですが、カメラなどに少々不具合があるようで、あまり出荷されていないようです。Amazonなどの通販でもZenfone 6のみ取り扱われていません。もっと古い機種は取り扱われています。
Zenfone 6と比較してもあまり意味がありませんが、Zenfone 7シリーズでどのように進化したのかを中心に比較したいと思います。
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有機EL搭載ディスプレイ!
Zenfone 6のディスプレイは一般的な液晶でしたが、Zenfone 7シリーズは有機ELディスプレイを搭載しています。
ディスプレイはZenfone 7 ProとZenfone 7で違いはありません。
色再現性が高い!
Zenfone 6もZenfone 7シリーズも画面解像度はフルHD+の高精細ですが、実際に画面を見た印象は大きく異なります。
なんと言っても有機ELは色再現性がとても高くリアルな映像を映してくれます。
有機ELは色再現性に非常に優れているので、映像の質感が非常にリアルです。
Zenfone 6ではHDR++まででしたが、Zenfone 7シリーズはHDR10+規格に準じており、色再現性の高さが分かります。
応答速度90Hz
Zenfone 7シリーズは応答速度90Hzのディスプレイなので、チラツキが少なく、目が疲れにくいディスプレイです。
「応答速度90Hzって何のこと??」と思われたかもしれません。
応答速度90Hzは1秒間に90枚の映像をディスプレイに映すことを表しています。
一般的なテレビは応答速度60Hzなので、一般的なスマホも同等の性能であることが多いです。それらよりも高速に表示しているので、文字や静止画はもちろん、動画を再生させたときもチラツキを感じずに目が疲れにくいです。
DC調光機能も搭載しているので、画面の明るさを落とした場合に起こる画面のチラツキを抑えることもできます。
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フリップカメラがさらに進化!
Zenfone 6とZenfone 7シリーズのどちらも特徴的なフリップカメラを採用しています。
上の画像のようにカメラ部分がクルッと回ることで、アウト(背面)カメラとイン(正面)カメラのどちらにも使用することができます。
電動で動作するので、回転させながら動画を撮影することもできます。面白い動画が撮影できそうですね。
一般的なスマホは背面と正面に異なるカメラが搭載されていますが、ほとんどの機種は画素数が違い、アウトカメラの性能を高くしています。
フリップカメラだと同じカメラなので、最大画素数でアウトとインの両方撮影できます。
フリップカメラの性能がアップ!
Zenfone 7シリーズのフリップカメラが進化しました。
Zenfone 6も電動でしたが、Zenfone 7シリーズでは強力なステッピングモーターを搭載することで、すばやく動作し、アングルセンサーを搭載することで、カメラが常に安全な位置にあることが確認できます。また、よく使う3つのカメラアングルを記憶させて素早くアクセスすることができます。
最大画素数6,400万画素/望遠カメラも追加!
Zenfone 6ではメイン/超広角の2つのカメラでしたが、Zenfone 7シリーズではメイン/超広角/望遠の3カメラ構成に進化しました。また、最大画素数も4,800万画素から6,400万画素に進化しています。
Zenfone 7 Proは光学手振れ機能を搭載!
今までZenfone 7とZenfone 7 Proで機能や性能の違いがありませんでしたが、メイン広角カメラの性能が少し違います。
Zenfone 7 Proのみ光学式手振れ補正機能を搭載しています。
電子式の手振れ補正機能を採用している機種は多いのですが、電子式だと撮影した映像を加工することになるので、画質が劣化することがあります。
光学式手振れ補正機能であれば、映像自体を加工することはないので、画質の劣化を防ぐことができます。
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サウンドはZenfone 6のほうが高い?
サウンドはZenfone 6とZenfone 7シリーズのどちらもデュアルスピーカーでハイレゾ対応です。
Zenfone 6はDTS:X® Ultra対応
Zenfone 6のみ7.1chのバーチャルサラウンドのDTS:X® Ultraを採用しています。
サラウンドは映画を観るときに臨場感のあるサウンドを再生しますが、スマホでどれだけ需要があるのか少し疑問です。
スマホで映画を良く観る人はDTS:X® Ultra搭載のZenfone 6のほうがいいかもしれません。
Zenfone 7シリーズはヘッドフォンジャックがない
Zenfone 6にはヘッドフォンジャックがついていますが、Zenfone 7シリーズにはヘッドフォンジャックがついていません。
これも現状、ワイヤレスイヤホンで聞く人が多いと思うので、実害はないかもしれません。
CPU・メモリのパフォーマンスは?
CPUはZenfone 7 Proが圧倒的
CPUとGPUは以下の通りです。
機種 | CPU | GPU |
---|---|---|
Zenfone 7 Pro | SDM 865 Plus 3.1GHz | Adreno 650 |
Zenfone 7 | SDM 865 2.84GHz | Adreno 650 |
Zenfone 6 | SDM 855 2.84GHz | Adreno 640 |
これは綺麗に並んでいますね。
CPU/GPUとも番号が大きいほうが性能が高く、CPUの動作周波数(GHz)も高ければ高速に動作します。
メモリは少しややこしい
メモリは以下の通りです。
機種 | RAM | ROM |
---|---|---|
Zenfone 7 Pro | 8GB | 256GB |
Zenfone 7 | 8GB | 128GB |
Zenfone 6 | 8GB | 256GB |
6GB | 128GB |
少し、ややこしいですね。Zenfone 6は、異なるメモリ容量のモデルがあります。
CPU性能とメモリ容量に比例して、負荷がかかったときの動作が軽くなります。最近のソシャゲだとグラフィックが派手なので、ゲームを良くする人は少しでもCPU性能・メモリ容量の大きいZenfone 7 Proをオススメします。
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Zenfone 7シリーズは5G対応!
Zenfone 7シリーズは最新通信規格の5Gに対応しています。
まだ格安SIMでは5G対応していませんし、大手キャリアでもごく一部のエリアでしか提供していません。5Gが全国で使えるようになるのは数年かかりそうですが、新しく買い換えるのなら、5G対応の機種のほうがオススメです。
その他
防水・おサイフケータイには対応していない
ASUS社は台湾メーカーなので、日本メーカーのスマホと少し仕様が異なります。
- 防水・防塵仕様になっていない
- おサイフケータイに対応していない
海外メーカーは、世界的に需要のない防水・おサイフケータイは搭載していないことが多いです。その代わり、同じ価格帯であれば、カメラやディスプレイ、CPUなどの性能は日本メーカーよりも高性能です。
防水・おサイフケータイが必要な人は日本メーカーから選ぶことをオススメします。
Zenfone 7/Proは少し重い
Zenfone 7シリーズは235gです。
有機EL搭載機種は大容量バッテリーでも比較的軽いのですが、Zenfone 7シリーズは少し重い印象です。フリップカメラを強化したので重くなってしまったのでしょうか。
性能重視ならあまり気にしなくてもいいかもしれませんが、女性の人だとズッシリと感じるかもしれませんね。
トリプルスロット搭載!
上の画像はイメージとなりますが、Zenfone 6、Zenfone 7シリーズともSIMスロットがトリプルスロットです。
SIM2枚と外部メモリのmicroSDカードを同時に使用することができます。
大容量メモリを搭載しているので外部メモリは必要ないかもしれませんが、今までmicroSDカードにデータを保存していた人は、トリプルスロットだと、とても便利です。
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まとめ
各機種とも項目ごとに優劣がありますが、ザクッと全体的に評価すると
だと思います。
各機種の特徴を簡潔に表すと以下のようになります。
機種 | 特徴 |
---|---|
Zenfone 7 Pro | 有機EL/最大6400万画素3眼カメラ/高性能CPU・メモリ |
Zenfone 7 | ディスプレイやカメラ性能はProと同じでCPU・メモリが少し低い |
Zenfone 6 | 全般的に性能が劣るが、DTSX Ultraやイヤホンジャックつきで軽い |
Zenfone 6は販売終了
現在、Zenfone 6は、通販でも格安SIMでも取り扱っていません。(取り扱っていた場合は転売や中古だと思われます)
性能重視ならZenfone 7 Pro
性能重視ならZenfone 7 Proで決まりです。
有機EL/最大6400万画素3眼カメラ/高性能CPU・メモリと性能が高いです。光学手振れ防止機能も搭載しています。
動画撮影やゲームをよくする人にとてもオススメです。
機種情報はこちら 発売日:2020/10/23 |
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5Gレディ!6,400万画素カメラが最大16,500円OFF!
少しでも安く済ませたい人はZenfone 7
Zenfone 7 Proとの差は、CPU性能が若干低く、メモリ容量が小さく、電子式手振れ補正機能であることです。
有機EL/最大6400万画素3眼カメラの部分は同じです。もちろん5Gにも対応しているので、とても性能の高い機種だと思います。少しでも安いほうがよければ、Zenfone 7をオススメします。
機種情報はこちら 発売日:2020/10/23 |
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