シャープ AQUOS zero2 SH-M13
概要
AQUOS zero2 SH-M13はシャープのSIMフリーモデルの最新、高性能機種です。実売価格は約10万円です(Amazonなどの通販で単体で購入した場合)。
2020/3/13発売で、各MVNO事業者で順次取り扱われる予定です。
2019年12月下旬にAQUOS sense3 plus SH-M11が発売されました。SH-M11は高性能なのにリーズナブルな価格帯(約6万円)が売りでしたが、SH-M13は有機ELディスプレイ搭載でさらに高性能になっていることが特徴です。
有機ELディスプレイ
有機ELディスプレイを搭載しています。
2019年4月に発売されたAQUOS zero SH-M10も有機ELなので、zeroシリーズは有機ELということになります。
出典:シャープAQUOS zero2 SH-M13製品ページより抜粋
有機ELはこれまでの液晶と全く方式が異なります。液晶はバックライトが必要ですが、有機ELは素子自体が光ります。液晶の黒はバックライトの光を遮ることで実現しますが、どうしても光が少し漏れます。
高解像度ディスプレイ
SH-M11/12は解像度が2,220×1,080画素または2,160×1,080画素でしたが、SH-M13の解像度は、2,340×1,080画素です。画面の縦横のサイズに合わせて画素数が違うだけだと思うので、ほぼ同等の解像度です。フルHD+です。
SH-M10は2,992×1,440画素だったので、解像度はSH-M10のほうが優れています。
性能が落ちたのかというと、余り気にしなくていいと思います。
50インチや65インチの4Kテレビってメチャクチャ綺麗ですよね。4Kは3,840×2,060画素です。4Kテレビとスマホの大きさを比べてみてください。4Kテレビの大画面ならいざ知らず、スマホサイズの画面だとフルHD+で十分です。SH-M10はオーバースペックで、あそこまでの解像度が必要なかったということでしょう。
明るさがアップ!
AQUOS zero SH-M10から明るさが150%にアップしています。
アウトドアビューでさらに見やすく!
周辺環境と映像の明暗の差を分析し、自動で賢くコントラストを最適化してくれます。それに加えて、バックライトも輝度アップしたことで屋外での視認性が一段と向上しています。
DOLBY VISON/ATMOSに対応!
DOLBY VISION/ATMOSに対応しています。
出典:シャープAQUOS zero SH-M10製品ページより抜粋
映画館やホームシアター機器にも使われているHDR映像技術「DOLBY VISION(ドルビービジョン)」を搭載しています。
HLGやYouTube VP9にも対応しています。
ステレオスピーカーでDOLBY ATMOSを最大限に活かす!
DOLBY ATMOSは最新のサラウンドの規格です。従来のDOLBY Degital+では前後左右から音声が聞こえましたが、ATMOSは上方向からも音が聞こえます。
従来は面方向にサウンドが広がりますが、ATMOSではさらに縦方向にも広がります。サウンドの3Dでしょうか。
出典:シャープAQUOS zero SH-M10製品ページより抜粋
SH-M09もDOLBY VISION/ATMOSに対応しています。SH-M09はステレオスピーカーが内蔵されていないので、ATMOSで聞くためにはイヤホンが必要です。
クリアで高音質なサウンド!
音楽CDよりも高音質なハイレゾの再生に対応しています。また、aptX™ HD、aptX™ Adaptive、TrueWireless™ Stereo Plusに対応しており、ワイヤレスでもクリア音楽を楽しめます。
4倍速ディスプレイでゲームもクリアな画面で楽しめる!
従来の4倍速のリフレッシュレート240Hz表示とタッチパネルにより、従来のハイスピードIGZOを超える高速な表示と機敏なタッチ操作を実現しています。
上の動画はリフレッシュレート240Hz表示のイメージ動画です。ちょっと動画が短くて理解しづらいと思うので、少し説明します。
一般的な薄型テレビはリフレッシュレート60Hzです。スマホの多くの機種も60Hzです。
SH-M13では、映像自体は従来の2倍の120Hzで表示し、各フレームの間に黒画像を挿入します。各フレームをF1,F2のように表すと、以下のように表示されます。
従来 | F1 | F2 | ||||||
SH-M13 | F1 | 黒 | F1 | 黒 | F2 | 黒 | F2 | 黒 |
「言ってることは分かるけど、何がいいの?」と思われるかもしれません。
元々60Hzの映像を240Hzで表示したからと言って、新たにフレームとフレームの間の映像ができる訳ではありません。存在しないものを作る訳ではありません。
人間の目には残像があります。高速に動く映像は残像が邪魔をし、ぼやけて見えます。例えば電車や自動車で移動中に近くの景色がハッキリとは見えませんよね。
従来のリフレッシュレート60HzだとF1とF2の境界がぼやけて見えます。
SH-M13では4倍速の240Hzで黒フレームを挿入しているので、人間の目の残像が消えた後に次のフレームを見ることになるので、ぼやけたように見えずくっきりとした映像として認識できます。
映画などは人間の目の残像を考慮して制作されているので、あまり気にならないと思いますが、ゲームはそれほど考慮して作られていません。SH-M13は画面のタッチレスポンスも従来の4倍速になっているので、リフレッシュレート240Hzのくっきり画面とタッチレスポンス向上で、ストレスなくゲームを楽しむことができます。
2つのカメラで明るく、広く、より美しく!
薄暗いシーンでも、ノイズを抑えてキレイに撮れる超広角&高画質カメラ。電子式と光学式のW手ブレ補正で動きながらでもしっかりブレを抑えます。
超広角125°
標準カメラなら見たままを大きく、125°の広角カメラならさらに広い範囲を撮ることができます。
背景のぼかしを自由自在に!
人物を撮るときに、ファインダー上で背景のぼかし具合を確認しながら撮影できます。
ぼかし機能は他の機種にもありますが、撮影した後から加工ではなく、確認しながら撮影できるのが嬉しいですね。
以上、シャープAQUOS zero2 SH-M13の特徴を紹介しました。
有機ELディスプレイを搭載し、リフレッシュレート240HzやHDR10対応など、美しく綺麗で、高速な映像もくっきり映します。カメラ性能も高く、背景のぼかし具合を確認しながら撮影もできます。
DOLBY VISION/ATMOS対応、ステレオスピーカー搭載なので、臨場感あふれるサウンドを本体で聴くこともできます。
従来機種と比較しました。
AQUOS zero2 SH-M13は2020/3/13より各社から順次発売されます。
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シャープ AQUOS zero2 SH-M13の機種情報です。
基本性能
メーカー | シャープ |
国 | 日本 |
機種/モデル名 | AQUOS zero2 SH-M13 |
型式 | SH-M13 |
本体カラー | アストロブラック |
画面サイズ | 約6.4インチ |
画面解像度 | 1,080 × 2,340ドット フルHD+ 有機EL |
アウトカメラ | 約2,010万画素(広角)+約1,220万画素(標準) 光学式手ブレ補正(標準カメラ) 電子式手ブレ補正(動画撮影時) |
インカメラ | 約800万画素 電子式手ブレ補正(動画撮影時) |
サウンド | Hi-Res DOLBY ATMOS |
OS | Android™ 10 |
CPU | Qualcomm® Snapdragon™ 855 mobile platform(SDM855) 2.8GHz+1.7GHz オクタコア |
内蔵メモリー | RAM 8GB(LPDDR4X) ROM 256GB(UFS Type) |
外部メモリー | - |
バッテリー | 3,130mAh |
通信方式 | LTE:B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B11/B12/B13/B17/B18/B19/B20/B28/B38/B39/B41/B42 3G:B1/B2/B4/B5/B6/B8/B19 GSM:850/900/1800/1900MHz |
SIMスロット | nanoSIM×2 DSDV対応 |
Bluetooth | Bluetooth® 5.0 |
Wi-fi | IEEE802.11a/b/g/n/ac |
NFC | 対応 |
Felica | 対応 |
生体認証 | 指紋認証/顔認証 |
防水 | IPX5/IPX8 |
防塵 | IP6X |
センサー | GPS(GPS、GLONASS、BeiDou、GALILEO、QZSS(みちびき)対応)/加速度/地磁気/ジャイロ/近接/照度 |
コネクタ | USB Type-C™ |
付属品 | 保証書 / クイックスタートガイド / 3.5㎜イヤホン変換アダプタ / SIM取り出しツール(試供品) |
外形サイズ | 約158mm×約74mm×約8.8mm |
重量 | 約141g |
発売日 | 2020/03/13 |
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