2019年10月からシャープ製スマホの最新機種AQUOS Sense3シリーズが順次発売されています。
AQUOS Sense3にはplus/SH-M12/UQ mobile/liteと複数のモデルがあります。それぞれのモデルの違いは以下の記事で紹介しています。plusは高性能モデルでそれ以外は取扱い事業者に合わせた仕様になっています。
シャープ製スマホは従来機種も現役で販売されているので、Sense3と従来機種の機能・性能を比較したいと思います。
従来機種はセールしていたりするので、性能が同じなら安いほうがいいですからね。
従来機種の比較は以下の記事でも紹介しています。
→ シャープ製スマホ AQUOSスマホシリーズの各機種の機能・性能を比較【SH-M10/09/08/07】
Sense3はplusが高機能モデル、それ以外がお手軽なエントリーモデルとなっているので、それぞれのタイプごとに従来機種と比較します。本ページでは廉価モデルを比較します。
シャープ廉価モデルの比較
現在販売(または販売予定)されている廉価モデルは以下の機種があります。
- AQUOS Sense3(SH-M12/UQ mobile):2019/11/8-27発売
- AQUOS Sense3 lite:2019/10/1発売
- AQUOS sense2 SH-M08:2018/12/27発売
- AQUOS sense lite SH-M07:2018/6/22発売
各機種の機能・性能の仕様は以下の表の通りです。
Sense3はSH-M12の仕様を代表として記載します。UQ mobileとliteはSH-M12の一部だけ機能が異なります。
価格は税抜きです。
項目 | Sense3 SH-M12 | Sense2 SH-M08 | Sense lite SH-M07 |
発売日 | 2019/11/27 | 2018/12/27 | 2018/6/22 |
実売価格(参考) | 約36,000円 | 約23,000円 | 約36,000円 |
ディスプレイ | 有機EL | 液晶(IGZO) | 液晶(IGZO) |
解像度 | 2160×1080 | 2160×1080 | 2160×1080 |
画面サイズ | 約5.5inch | 約5.5inch | 約5.5inch |
アウトカメラ | 標準約1200万画素 広角約1200万画素 (liteは標準のみ) | 約1200万画素 | 約1640万画素 |
インカメラ | 約800万画素 | 約800万画素 | 約800万画素 |
Virtual HDR | ○ | ○ | ○ |
DOLBY ATMOS | - | - | - |
スピーカー | モノラル | モノラル | モノラル |
ROM/RAM | 64GB/4GB | 32GB/3GB | 32GB/3GB |
CPU | SDM630 2.2GHz+1.8GHz オクタコア | SDM450 1.8GHz オクタコア | SDM630 2.2GHz+1.8GHz オクタコア |
OS | Android 9 Pie | Android 9 Pie(アップデート) | Android 9 Pie(アップデート) |
SIMカード | nano SIM×2 (UQ/liteは1枚) | nano SIM×1 | nano SIM×1 |
防水 | IPX5/8 | IPX5/8 | IPX5/8 |
防塵 | IP6X | IP6X | IP6X |
バッテリー容量 | 4000mAh | 2700mAh | 3100mAh |
充電時間 | 約170分 ※1 | 約180分 | 約200分 |
連続通話時間 | 約2680分 ※1 | 約1920分 | 約1850分 |
連続待受時間 | 約850時間 ※1 | 約620時間 | 約670時間 |
重量 | 約167g (liteは約166g) | 約155g | 約157g |
外形(約[mm]) | 147×70×8.9 | 148×71×8.4 | 151×71×8.9 |
※1:UQ mobileとliteの数値が異なる → 詳細はこちら
発売日と実売価格を除いて、性能が悪いほどセルを濃く塗っています。
全体的な性能はSH-M12>SH-M07>SH-M08の順だと思いますが、その差はあまり大きくないと思います。
画面ディスプレイは全て同じ
全機種で液晶パネルはIGZO、画面サイズも約5.5インチと同じです。
もちろんVirtual HDRも全機種が対応しています。
物理性能、画像処理機能とも同じです。Sense3 = SH-M08 = SH-M07ですね。
アウトカメラは悩むところ
内蔵カメラは全機種で約800万画素で同じです。
アウトカメラは構成が違うので、ちょっと悩んでしまいますね。
SH-M08とSH-M07は一つのアウトカメラです。画素数はSH-M07が約1640万画素と勝っています。
Sense3(SH-M12/UQ mobile)は約1200万画素のカメラが2個ついています。
広角カメラは景色などの空間の広がりを撮影したいとき、標準カメラは人物などを美しく撮影したいときに使用します。
カメラの画素数だけで比較するとSH-M07の約1640万画素が優れているのですが、撮影シーンの幅の広がりを考慮するとSense3の標準カメラ/広角カメラの構成のほうが優れています。
画素数が2倍も違うわけではないので、以下の順になると思います。
Sense3(SH-M12/UQ mobile) > SH-M07 > SH-M08=Sense3 lite
サウンドはモノラルスピーカー
サウンドは全機種モノラルスピーカーです。
SH-M09/10やSense3 plusのようなDOLBY ATMOS対応ではありません。
廉価モデルなので、高機能モデルのような機能がついてないのはしょうがないですね。
基本性能はSense3
CPUはSense3とSH-M07が同じで、SH-M08より性能が高いです。
ROM/RAMはSense3が優れています。
基本性能は以下の順位です。
Sense3 > SH-M07 > SH-M08
Sense3 SH-M12のみDual SIM対応
Sense3 SH-M12のみDual-SIM対応で2枚のnanoSIMを挿すことができます。
一般的な使い方ではないかもしれませんが、複数の格安SIM事業者と契約していたり、データ容量増量のために2枚目のSIMを契約している人には、とても便利です。
バッテリーはSense3が大容量だが若干重い
バッテリー容量はSense3が4,000mAhと大容量のバッテリーで、他機種を大きく引き離しています。
連続通話時間や待受時間もバッテリー容量に比例しています。
Sense3 >> SH-M07 > SH-M08 です。
大容量バッテリーなので、さぞ重くなっていると思いきや、約10g程度しか重くなっていません。この程度の差だと手に持って比べても分からないんじゃないでしょうか。
廉価モデルのまとめ
各機種ごとに優れている面をピックアップします。
どの機種も似た性能なので、性能面ではどれを選んでも問題ないと思います。
Sense3 SH-M12
標準/広角2カメラ CPU性能 ROM/RAM容量 大容量バッテリー デュアルSIM対応
標準/広角2カメラで基本性能が高いです。大容量バッテリーを搭載しており、長時間使用する人は重宝すると思います。大容量バッテリーなのに約10g程度しか重くなっていないことも評価できます。
SH-M12のみデュアルSIM対応です。
取扱い事業者も多く、全ての人に最もおすすめの機種です。
取扱い事業者:OCNモバイルONE IIJmio BIGLOBE mineo
Sense3 SH-M12の詳細情報はこちらSense3 SH-M12の価格情報はこちら
→ OCNモバイルONEが新コース開始!従来コースとの違いは?【値下げなのに高速通信の速度向上!最低利用期間・違約金なし!特典も盛り沢山!】
Sense3 UQmobile
標準/広角2カメラ CPU性能 ROM/RAM容量 大容量バッテリー
標準/広角2カメラで基本性能が高いです。大容量バッテリーを搭載しており、長時間使用する人は重宝すると思います。
SH-M12では対応しているデュアルSIMに対応していないところだけ残念です。UQ mobileでないと駄目な人以外はSH-M12のほうがいいと思います。
取扱い事業者:UQ mobile
Sense3 UQmobileの詳細情報はこちらSense3 UQmobileの価格情報はこちら
Sense3 lite
CPU性能 ROM/RAM容量 大容量バッテリー
基本性能が高く大容量バッテリーを搭載しており、長時間使用する人は重宝すると思います。
アウトカメラが一つでデュアルSIMに対応していないところが残念です。やはりliteという感じです。
楽天モバイルのみで取り扱っています。楽天モバイルだとSense3 plusのほうがいいかもしれません。
→【高機能モデル編】シャープ製スマホAQUOS zero2 SH-M13と従来機種(SH-M10/SH-M11)の機能・性能を比較
取扱い事業者:楽天モバイル
Sense3 liteの詳細情報はこちらSense3 liteの価格情報はこちら
Sense2 SH-M08
全ての面で微妙に劣っているので、性能・機能ではピックアップすべき面がありません(笑)。一番軽いんですが、SH-M07とは2g、SH-M12とは12gしか変わりません。
ほんのちょっとずつ劣っているだけなので、普通に使う分には全く問題ないと思います。
SH-M08の特筆すべき部分は、なんせ価格です。
SH-M08は最も取り扱い事業者が多っかたのですが、徐々に取扱いが少なくなってきています。現在は、1社のみ取り扱っています。
取扱い事業者:IIJmio
SH-M08の詳細情報はこちらSH-M08の価格情報はこちら
Sense lite SH-M07
高精細カメラ CPU性能
アウトカメラが一つだけですが、画素数は最も多い約1640万画素です。CPU性能もSense3と同じです。
但し、発売日が古いので、各社での販売は終了しました。
取扱い事業者:なし
SH-M07の詳細情報はこちらSH-M07の価格情報はこちら
高機能モデルの比較は以下の記事で紹介しています。
AQUOSシリーズの価格比較はこちら
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