2020/3/13からシャープ製スマホの最新機種AQUOS zero2 SH-M13が順次発売されます。
AQUOS zero2 SH-M13はシャープのSIMフリーモデルの最新、高性能機種です。有機ELディスプレイを搭載し、DOLBY VISION/ATMOSにも対応した高性能モデルです。実売価格は約10万円です(Amazonなどの通販で単体で購入した場合)。
シャープ製スマホは従来機種も現役で販売されているので、SH-M13と従来機種の機能・性能を比較したいと思います。
従来機種はセールしていたりするので、性能が同じなら安いほうがいいですからね。
他の機種の比較は以下の記事でも紹介しています。
→ シャープAQUOS Sense5GとSense4シリーズの性能・機能の違いは?
→ シャープAQUOS Sense4シリーズの性能・機能の違いは?
→ シャープ製スマホ AQUOSスマホシリーズの各機種の機能・性能を比較【SH-M13/12/11/10/09/08】
→【廉価モデル編】シャープ製スマホAQUOS sense3と従来機種(SH-M08/07)の機能・性能を比較
シャープ高機能モデルの比較
現在販売(または販売予定)されている高機能モデルは以下の機種があります。
- AQUOS zero2 SH-M13:2020/3/13発売
- AQUOS Sense3 plus:2019/12/13発売
- AQUOS zero SH-M10:2019/4/9発売
- AQUOS R2 compact SH-M09:2019/2/21発売
各機種の機能・性能の仕様は以下の表の通りです。
今回からSH-M09は表から除外しました。→ SH-M09/10/11の比較はこちら
価格は税込みです。
項目 | zero2 SH-M13 | zero SH-M10 | Sense3 plus SH-M11 |
発売日 | 2020/03/13 | 2019/04/09 | 2019/12/13 |
実売価格(2021/6/15参考) | 約9万円 | 約9万円 | 約3.4万円 |
有機EL | 有機EL | 液晶(IGZO) | |
解像度 | 2340×1080 | 2992×1440 | 2220×1080 |
画面サイズ | 約6.4inch | 約6.2inch | 約6.0inch |
アウトカメラ | 標準約1,220万画素 広角約2,010万画素 | 約2260万画素 | 標準約1220万画素 広角約1310万画素 |
インカメラ | 約800万画素 | 約800万画素 | 約800万画素 |
手ブレ補正 | 電子式/光学式 | 電子式/光学式 | 電子式 |
DOLBY ATMOS | ○ | ○ | ○ |
スピーカー | ステレオ | ステレオ | ステレオ |
HDR | HDR10/Dolby Vision/HLG/VP9/YouTube HDR | HDR10/Dolby Vision/HLG/VP9/YouTube HDR | Virtual HDR |
ROM/RAM | 256GB/8GB | 128GB/6GB | 64GB/6GB |
外部メモリー | - | - | microSDXC 最大512GB対応 |
CPU | SDM855 2.8GHz+1.7GHz オクタコア | SDM845 2.6GHz+1.7GHz オクタコア | SDM636 1.8GHz+1.6GHz オクタコア |
OS | Android™ 10 | Android™ 9 Pie | Android™ 9 Pie |
防水 | IPX5/8 | IPX5/8 | IPX5/8 |
防塵 | IP6X | IP6X | IP6X |
バッテリー容量 | 3130mAh | 3130mAh | 4000mAh |
充電時間 | 約160分 | 約205分 | 約190分 |
連続通話時間 | 約2170分 | 約2230分 | 約2300分 |
連続待受時間 | 約550時間 | 約555時間 | 約680時間 |
重量 | 約141g | 約146g | 約175g |
外形(約[mm]) | 158×74×8.8 | 154×73×8.8 | 160×75×8.7 |
発売日と実売価格を除いて、性能が悪いほどセルを濃く塗っています。
全体的な性能はSH-M13>SH-M10>SH-M11の順だと思います。
画面ディスプレイはSH-M10が圧倒的
画面はSH-M10が有機ELで解像度も高いので、圧倒的に性能が高いです。
SH-M11よりも外形サイズが小型なのに画面サイズは6.2インチと大きいです。
SH-M13も有機ELですが、SH-M10ほど高解像度ではありません。ちょっとSH-M10が高解像度過ぎてオーバースペック気味なので、実際の画面の綺麗さはほとんど変わらないと思います。画面サイズはSH-M13が6.4インチと一番大きいのですが、外形サイズはSH-M10とほぼ同じです。
SH-M13とSH-M10はDOLBY VISIONにも対応しています。SH-M11はVirtual HDRに対応していますが、DOLBY VISIONのロゴを取得していないので、同等の機能はあるけど正式対応はできていない感じでしょうか。
SH-M10 ≒ SH-M13 > SH-M11 という感じだと思います。
カメラ性能は悩むところ、背景ぼかしのSH-M13
アウトカメラは構成が違うので、ちょっと悩んでしまいますね。
SH-M10は約2260万画素の高精細カメラがついています。
SH-M11は画素数はSH-M10/13に及ばないのですが、標準カメラと広角カメラの2つがついています。SH-M13は標準カメラと広角カメラがついて、最高画素数は約2,010万画素とSH-M10とほぼ変わらないです。
SH-M10のアウトカメラは広角カメラです。
SH-M10は高精細の広角カメラで撮影して、標準カメラ相当の構図にしたい場合は必要な部分を切り出すスタイルです。
SH-M13/11は広角と標準を都度切り替えて撮影するスタイルです。
最終的に撮影した写真はどちらのスタイルでも同じような解像度になるんだと思います。(広角カメラの構図の場合は純粋に画素数の多いSH-M10のほうが高画質です。)
SH-M13/10は光学式手ブレ補正と電子式の両方に対応しています。特に静止画撮影用の光学式手ブレ補正は動きの速い被写体も一瞬をきれいに撮影できるので、とても重宝すると思います。
SH-M13は2つのアウトカメラを応用して、上の画像のように背景をぼかした画像を撮影できます。ぼかしの強度を確認しながら撮影できるので、とても便利です。
SH-M13 > SH-M10 >> SH-M11 という感じだと思います。
サウンドは全機種ステレオスピーカー
3つの機種でDOLBY ATMOSに対応しており、ステレオスピーカーを搭載しています。
SH-M09はモノラルスピーカーだったので、DOLBY ATMOSの効果を得るにはイヤホンで聴く必要がありましたが、SH-M10/11/13は本体だけで臨場感を味わうことができます。
通勤・通学の電車くらいでしか映画などの動画を見ない人はあまり関係ありませんが、家族と同居していて自分の部屋でスマホを使って映画を観る人はステレオスピーカーのほうがいいですね。
SH-M13 = SH-M11 = SH-M10 です。
基本性能はSH-M13
CPUは、SH-M13 > SH-M10 >> SH-M11の順です。SH-M11は大きく性能が引き離されています。
ROM/RAMは、SH-M13 > SH-M10 > SH-M11の順です。
SH-M13/10は外部メモリーに対応していません。内蔵ROM/RAMが大きいので必要ないかもしれませんが、今まで外部メモリーを頻繁に使用していた人は注意したほうがいいかもしれません。wifiでデータの送受信ができるので、致命的な性能差ではありませんが。。
バッテリー容量はSH-M11だが若干重い
バッテリー容量はSense3 plusが4,000mAhと大容量のバッテリーです。
連続通話時間や待受時間もバッテリー容量に比例しています。
SH-M11 > SH-M13 ≒ SH-M11 です。
但し、大容量バッテリーなので重くなっています。
SH-M10からは約29g、SH-M09からは約34gほど重いです。バッテリー持ちを取るか重さを取るか悩んでしまいますね。
SH-M09/10どちらもバッテリー持ちが悪い訳ではなくSense3 plusが特別に良いだけなので、個人的には軽いほうがいいかなと思います。
高機能モデルのまとめ
各機種とも項目ごとに優劣がありますが、ザクッと全体的に評価すると
SH-M13 > SH-M10 >> SH-M11
だと思います。SH-M11はリーズナブルな機種なので、性能はやはり劣りますね。
各機種ごとに優れている面をピックアップします。
zero2 SH-M13
有機EL 大画面 高精細カメラ 標準/広角2カメラ 高パフォーマンス ステレオスピーカー 軽い
有機EL、高精細・高機能カメラ、高性能で軽い機種を選ぶならSH-M13です。ほとんどの機能・性能が最も優れています。その分、価格が高いのはしょうがないですね。
SH-M13の詳細情報、格安SIM各社の価格は以下のページで紹介しています。
現在、発売をアナウンスしているのは、IIJmioとOCN モバイル ONEの2社のみです。
取扱い事業者:OCNモバイルONEIIJmio
SH-M13の詳細情報はこちらSH-M13の価格情報はこちら
zero SH-M10
有機EL 大画面 超高解像度画面 高精細カメラ 高パフォーマンス ステレオスピーカー 軽い
超高解像度の有機EL、高性能・高機能で軽い機種を選ぶならSH-M10です。画面はオーバースペック気味の超高解像度です。
SH-M10の詳細情報、格安SIM各社の価格は以下のページで紹介しています。
取扱い事業者:終了
SH-M10の詳細情報はこちらSH-M10の価格情報はこちら
Sense3 plus SH-M11
標準/広角2カメラ ステレオスピーカー 外部メモリー対応 大容量バッテリー
多少重くてもいいからバッテリー持ちの良い機種ならSense3 plusです。外部メモリーにも対応しているので、今まで外部メモリーを利用していた人はこちらの機種が無難です。
取扱い事業者:OCNモバイルONE楽天モバイル
Sense3 plusの詳細情報はこちらSense3 plusの価格情報はこちら
シャープ製スマホの各社の価格は以下の記事でまとめています。
ちょっと記事が長くなってしまったので、廉価モデルの比較は別の記事で紹介します。
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