TCL PLEXとTCL 10 Proの違いは?性能・仕様を比較【曲面有機EL/4眼カメラ/軽量化のTCL 10 Proが圧勝!】

仕様性能比較
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2020/5/29からTCL社からTCL 10 Proが発売されました。TCL PLEXに続くTCLブランドの第2弾です。

6.47インチの曲面有機ELを採用し、TCL独自のディスプレイ技術で美しく色鮮やかな映像を実現しています。アウトカメラは4眼カメラ構成でメインカメラ6,400万画素と超高解像度です。

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この高性能機種が2万円チョイで購入できるのが驚きですが、一つ前のTCL PLEXとどう違うのかを比較してみます。

→ TCL PLEXの詳細な機種情報はこちら

→ TCL 10 Proの詳細な機種情報はこちら

 

2020/7/31にTCL 10 Liteが発売されます。TCL 10 Proとの比較はこちら。

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TCL PLEX/TCL 10 Proの比較

各機種の機能・性能の仕様は以下の表の通りです。

価格は税込みです。

項目TCL 10 ProTCL PLEX
発売日2020/05/292019/12/28
実売価格(2021/4/17参考)約2.4万円約2万円
ディスプレイ曲面有機EL液晶
解像度2,340 x 1,080
フルHD+
2,340 x 1,080
フルHD+
画面サイズ約6.47inch約6.53inch
アウトカメラ標準:6,400万画素
広角:1,600万画素
マクロ:500万画素
暗所:200万画素
標準:4,800万画素
広角:1,600万画素
暗所:200万画素
インカメラ2,400万画素
オーディオ
スピーカーモノラル
HDRHDR10、SDR-to-HDRアップコンバート
ROM/RAM128GB/6GB
外部メモリーmicroSD™ (最大256GB)
CPUQualcomm® Snapdragon™ 675
オクタコアCPU
OSAndroid™ 10.0Android™ 9.0
SIMnanoSIM x 1nanoSIM x 2
防水・防塵
バッテリー容量4,500mAh3,820mAh
重量177g192g
外形[mm]158.5 x 72.4 x 8.6162.2 x 76.56 x 7.99

発売日と実売価格を除いて、性能が良いほうはセルを黄色く塗っています。実売価格はAmazonなどの通販の一例です(税抜き)。

全体的な性能はTCL 10 Pro > TCL PLEXです。まぁ予想通りですね。

基本性能は同じ

CPUやメモリなど基本性能は同じです。

同じメーカー製なので、ベース部分を踏襲し、TCL 10 Proでは一部の機能が向上している感じでしょうか。

同じ性能の部分は以下の通りです。

  • ディスプレイの解像度
  • インカメラ、オーディオ
  • CPU、ROM/RAM、外部メモリー対応

TCL 10 Proは曲面有機EL!

最も異なる部分は、TCL 10 Proでは有機ELを搭載したところです。

TCL PLEXは一般的な機種と同じ液晶です。

液晶はバックライトの光を液晶に通して表示します。液晶の黒は光を遮ることで表現しますが、どうしても光が漏れてしまい真っ黒にすることが難しいです。一方、有機ELはバックライトを使用せず、素子自体が光ります。有機ELの黒は光らないことで表現するので、真っ黒にすることができます。

有機ELはコントラストが高く、引き締まった黒を表現でき、液晶と比べて非常に高い色再現性を誇っています。

 

さらにTCL 10 Proでは曲面有機ELを採用しています。

上の画像のように画面の左右の端の部分がカーブしており、カーブ部分も映像を表示しています。

画面に表示される映像が綺麗で、カーブデザインもオシャレです。ディスプレイに関しては圧倒的な差があります。

ディスプレイは TCL 10 Pro >>> TCL PLEX です。

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TCL PLEXは3眼/TCL 10 Proは4眼カメラ!

インカメラ

インカメラはどちらの機種も約2,400万画素で同じです。

一般的な機種は約800万画素、性能が良い機種でも1,200万画素とか1,600万画素なので、TCLのインカメラ性能はズバ抜けて高いです。

アウトカメラ

アウトカメラは性能が異なります。アウトカメラの仕様は以下の通りです。

カメラ(レンズ)TCL 10 ProTCL PLEX
高画質カメラ約6,400万画素約4,800万画素
広角レンズ約1,600万画素約1,600万画素
マクロレンズ約500万画素
低光量ビデオ撮影レンズ約200万画素(1080P/960fps)約200万画素(1080P/960fps)

 

TCL PLEXTCL 10 Proでは以下の違いがあります。

  • TCL 10 Proは4眼カメラ構成で、TCL PLEXは3眼カメラ構成
    • TCL 10 Proはマクロレンズが追加されている
  • TCL 10 Proの高画質カメラの画素数は、約6,400万画素に高精細化

 

上の画像のように、TCL 10 Proは4眼カメラ構成で、TCL PLEXからマクロレンズが追加された構成になっています。

TCL 10 Proだと2cmの距離でも撮影可能!

マクロレンズとは被写体との距離がとても近い近接撮影(接写撮影)ができるレンズのことです。

紙のように平べったい被写体であれば一般的な機種でも撮影できますが、立体物を近接で撮影すると、フォーカスを合わせることが難しいです。小さい被写体を大きく撮影しようとしてカメラを近づけるとピンボケした画像になってしまう経験があると思います。

TCL 10 Proでは、2cmの距離でも綺麗に撮影することができます。

上の動画は、ケーキを接写した場合のイメージ動画です。

一般的なカメラで接写すると一部分にはピントが合いますが、ほとんどの部分がピンボケします。ピントもなかなか狙ったところに合いません。TCL 10 Proだと全体を綺麗に撮影できていることが分かります。

高画質カメラの性能が6,400万画素に向上!

TCL 10 Proの高画質カメラは約6,400万画素に向上しています。

同じ価格帯の機種(もっと高額な機種でも)は1,200万~1,600万画素のことが多いので、TCL PLEXの約4,800万画素でも凄い性能です。

 

アウトカメラは TCL 10 Pro > TCL PLEX です。

 

TCL PLEXでもオーバースペック気味なんですが、TCL 10 Proはさらに拍車をかけていますね。高額な機種だと「そんなにコストをかけなくても。。。」と思いますが、TCLの2機種は特別高額ではないので、性能が良ければ嬉しいですよね。

高画質カメラの画素数はTCL PLEXでも十分なので、どちらかと言うとマクロカメラを搭載したことのほうが重要だと思います。

近くのものを撮影することは結構あるので、ピンボケしないのは凄く便利だと思います。

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TCL 10 Proは、さらに大容量バッテリー!

TCL PLEXのバッテリーは約3,820mAhで、TCL 10 Proは約4,500mAhに強化されています。

一般的な機種は2,000mAh前後が多いので、TCL PLEXでも十分に大容量バッテリーです。

バッテリー容量は駆動時間に直結するので、大容量であればあるほど嬉しいです。

バッテリーは TCL 10 Pro > TCL PLEX です。

バッテリーが大きいのにTCL 10 Proは軽い!

バッテリー容量は大きければ大きいほど嬉しいのですが、一つ困った問題が起こります。

バッテリー容量は大きいと、重くなります。

重量/駆動時間のどちらを優先するかで各メーカーも悩んでいると思います。落としどころとして、重量150g~190g程度の機種が多いです。軽いとバッテリー容量が小さく、駆動時間をアピールする機種は重くなります。

TCL PLEXは大容量バッテリーも売りで、一般的には重い部類の約192gです。

TCL 10 Proはバッテリー容量がさらに大きくなっているのに、なんと約177gと軽くなっています。駆動時間と軽さを両立しています。

予測ですが、有機EL搭載で軽量化に成功したんじゃないでしょうか。4眼カメラ搭載で部品点数が増えていますが、液晶だと必要なバックライトが有機ELだと不要なんです。

「+カメラ数増加+バッテリー容量増加 - バックライト = さらに軽量化」なんだと思います。

軽さは TCL 10 Pro > TCL PLEX です。

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SIMスロットには注意

ほとんどの性能が優れているTCL 10 Proですが、1点だけ注意が必要です。

どちらの機種もSIMスロットはnano SIM対応ですが、対応枚数が異なります。

TCL PLEXはデュアルSIMに対応していましたが、TCL 10 Proは非対応なので、1枚しかSIMが挿さりません。

SIMスロットは TCL 10 Pro < TCL PLEX です。

2枚挿しをしている人は少ないと思いますが、今現在、2枚挿しをしている人は注意が必要です。

TCL 10 Proは世界展開しているモデルで、デュアルSIMとシングルSIMのバージョンがあります。日本ではシングルSIM版を販売しているようです。日本でのデュアルSIMの需要が少ないことから判断したんでしょうかね。

まとめ

TCL 10 ProTCL PLEXの性能・仕様を比較しました。TCL 10 Proのほうが優れています。

同じ性能の部分は以下の通りです。

  • ディスプレイの解像度
  • インカメラ、オーディオ
  • CPU、ROM/RAM、外部メモリー対応

TCL 10 Proが優れている部分は以下の通りです。

  • 曲面有機ELを搭載
  •  4眼カメラ搭載
    • マクロレンズが追加、約6,400万画素に高精細化
  • さらに大容量バッテリー
  • しかも軽い
総合的に TCL 10 Pro >> TCL PLEX

だと思います。TCL 10 Proの圧勝ですね。

TCL PLEXが優れている点は、唯一、デュアルSIM対応しているところだけです。

 

ここで実売価格をおさらいすると、

  • TCL PLEX :約27,000円
  • TCL 10 Pro:約45,000円

です。

そこそこ価格差がありますが、TCL 10 Proは有機EL搭載で4眼カメラです。TCL 10 Proのスペックで実売 約4.5万円はかなり安いと思います。10万円超でもおかしくない仕様だと思います。

格安SIMだとお得!

実売価格は通販の例ですが、格安SIMの端末セットだと安く入手できます。

TCL PLEXは現在、格安SIMでの取扱いがありませんが(売り切れ)、TCL 10 Proは取扱いが始まりました。

TCL PLEXはAmazonなどの通販で購入できます。

 

格安SIMではTCL 10 Proの取扱いは終了しました。

 

2020/7/31にTCL 10 Liteが発売されました。TCL 10 Proとの比較はこちら。

 

OCN モバイル ONEでは他の機種もほとんど最安値です。セール中の他の機種もあるので、チェックしてみてください。

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