2020/7/31にTCL社からTCL 10 Liteが発売されました。TCL PLEX/TCL 10 Proに続くTCLブランドの第2弾です。
フルHD+高解像度ディスプレイ/最大4,800万画素の4眼アウトカメラ搭載/RAM6GB+ROM128GBと非常に高性能です。
通販での実売価格は2万円台半ばと非常にリーズナブルです。
今までOCN モバイル ONEが安かったのですが、取扱いが終了しました。
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この高性能機種がセールで千円台で購入できるのが驚きですが、一つ前のTCL 10 Proとどう違うのかを比較してみます。
TCL PLEX/TCL 10 Proの比較
各機種の機能・性能の仕様は以下の表の通りです。
価格は税込みです。
項目 | TCL 10 Pro | TCL 10 Lite |
発売日 | 2020/05/29 | 2020/7/31 |
実売価格(2021/8/3参考) | 約2.3万円 | 約2.0万円 |
ディスプレイ | 曲面有機EL | 液晶 |
解像度 | 2,340 x 1,080 フルHD+ | |
画面サイズ | 約6.47inch 画面占有率93% | 約6.53inch 画面占有率91% |
アウトカメラ | 標準:6,400万画素 広角:1,600万画素 マクロ:500万画素 暗所:200万画素 | 標準:4,800万画素 広角:800万画素 マクロ:200万画素 暗所:200万画素 |
インカメラ | 2,400万画素 | 1,600万画素 |
オーディオ | - | |
スピーカー | モノラル | |
HDR | HDR10 SDR-to-HDRアップコンバート | HDR SDR-to-HDRアップコンバート |
ROM/RAM | 128GB/6GB | |
外部メモリー | microSD™ (最大256GB) | |
CPU | Qualcomm® Snapdragon™ 675 オクタコアCPU(2 x Gold 2.0GHz, 6 x Silver 1.7GHz) | Qualcomm® Snapdragon™ 665 オクタコアCPU(4 x Gold 2.0GHz, 4 x Silver 1.8GHz) |
OS | Android™ 10.0 | |
SIM | nanoSIM x 1 | |
防水・防塵 | - | |
バッテリー容量 | 4,500mAh 急速充電に対応 | 4,000mAh |
重量 | 177g | 180g |
外形[mm] | 158.5 x 72.4 x 8.6 | 162.2 x 75.6 x 8.4 |
発売日と実売価格を除いて、性能が良いほうはセルを黄色く塗っています。実売価格はAmazonなどの通販の一例です(税込み)。
全体的な性能はTCL 10 Pro > TCL 10 Liteです。
同じシリーズのProとLiteなので、名前の通りですね。
内臓メモリは同じ/CPUは少しProが性能が高い
基本性能のCPUやメモリはそれほど変わりません。
内蔵メモリはRAM6GB/128GBで同じです。この仕様は一般的なスマホだと5万円以上するクラスの仕様なので、とても性能がいいです。
TCL 10 Liteと同じ2万円台のクラスだと、海外メーカーでRAM4GB/ROM64GB程度、日本メーカーでRAM3GB/ROM32GB程度なので、TCL 10 Liteはとても性能が高いと言えます。
CPUはQualcomm® Snapdragon™ 675(SDM675)とSDM665なので、少し性能に差がありますが、非常に近い番号なので、それほど大きな差がないと思います。他の海外メーカーも似た仕様です。
日本メーカーの2万円台クラスだとSDM450やSDM630なので、日本メーカーと比較するとかなり性能が高いです。
TCL 10 Proは曲面有機EL!
最も異なる部分は、TCL 10 Proでは有機ELを搭載しているところです。
TCL 10 Liteは一般的な機種と同じ液晶です。
有機ELはコントラストが高く、引き締まった黒を表現でき、液晶と比べて非常に高い色再現性を誇っています。TCL 10 ProはHDR10対応、TCL 10 LiteはHDR対応止まりです。
さらにTCL 10 Proでは曲面有機ELを採用しています。
上の画像のように画面の左右の端の部分がカーブしており、カーブ部分も映像を表示しています。
画面に表示される映像が綺麗で、カーブデザインもオシャレです。ディスプレイに関しては圧倒的な差があります。
TCL 10 Liteは液晶ですが、フルHD+/画面占有率91%なので、他社メーカーから劣っている訳ではありませんよ。
どちらもアウト4眼カメラ!Proは最大6,400万画素!
インカメラ
まずインカメラはTCL 10 Liteが約1,600万画素、TCL 10 Proが約2,400万画素です。
一般的な機種は約800万画素、性能が良い機種でも1,200万画素とか1,600万画素なので、TCL 10 Liteでも十分に性能が高いのですが、TCL 10 Proはズバ抜けて性能が高いです。
アウトカメラ
アウトカメラはどちらも4眼カメラを採用しており、かなり性能が高いです。
アウトカメラの仕様は以下の通りです。
カメラ(レンズ) | TCL 10 Pro | TCL 10 Lite |
高画質カメラ | 約6,400万画素 | 約4,800万画素 |
広角レンズ | 約1,600万画素 | 約800万画素 |
マクロレンズ | 約500万画素 | 約200万画素 |
暗所レンズ | 約200万画素 | 約200万画素 |
どちらもカメラ構成は同じですが、TCL 10 Proは最大6,400万画素と非常に高解像度です。
2cmの距離でも撮影可能!
マクロレンズとは被写体との距離がとても近い近接撮影(接写撮影)ができるレンズのことです。
どちらの機種もマクロレンズを採用しています。
紙のように平べったい被写体であれば一般的な機種でも撮影できますが、立体物を近接で撮影すると、フォーカスを合わせることが難しいです。小さい被写体を大きく撮影しようとしてカメラを近づけるとピンボケした画像になってしまう経験があると思います。
どちらの機種も、2cmの距離でも綺麗に撮影することができます。
上の動画は、TCL 10 Proでケーキを接写した場合のイメージ動画です。
一般的なカメラで接写すると一部分にはピントが合いますが、ほとんどの部分がピンボケします。ピントもなかなか狙ったところに合いません。TCL 10 Proだと全体を綺麗に撮影できていることが分かります。
高画質カメラの性能が6,400万画素に向上!
TCL 10 Proの高画質カメラは約6,400万画素に向上しています。
同じ価格帯の機種(もっと高額な機種でも)は1,200万~1,600万画素のことが多いので、TCL Liteの約4,800万画素でも凄い性能です。
TCL 10 Liteでもオーバースペック気味なんですが、TCL 10 Proはさらに拍車をかけていますね。高額な機種だと「そんなにコストをかけなくても。。。」と思いますが、TCLの2機種は特別高額ではないので、性能が良ければ嬉しいですよね。
料理などの近くのものを撮影してインスタにアップするなどの使い方が多いと思うので、マクロカメラ採用でピンボケしないのは凄く便利だと思います。画素数自体はTCL 10 Liteが少し劣りますが、一般的な使い方だとTCL 10 Liteでも十分だと思います。
TCL 10 Proは960fpsの超スローモーション撮影など特殊な撮影ができます(TCL 10 Liteは240fps)。プロっぽい撮影をしたい方はTCL 10 Proがオススメです。
TCL 10 Proのスローモーション撮影はこちらで紹介しています。
どちらも大容量バッテリー!Proは急速充電に対応!
TCL 10 Liteのバッテリーは約4,000mAhで、TCL 10 Proは約4,500mAhです。
特に大容量バッテリーを謳っていない機種は2,000mAh程度なので、どちらの機種も2倍以上の大容量バッテリーです。バッテリー容量は駆動時間に直結するので、大容量であればあるほど嬉しいですよね。
容量的にはどちらの機種でもいいと思いますが、TCL 10 Proは急速充電に対応しています。
- TCL 10 Pro:急速充電 9V/2A=18W
- TCL 10 Lite:通常充電 5V/2A=10W
TCL 10 Proは18Wで充電できるので、TCL 10 Liteの1.8倍の速度で充電できます。
バッテリーが大きいのに軽い!
バッテリー容量は大きければ大きいほど嬉しいのですが、一つ困った問題が起こります。
バッテリー容量は大きいと、重くなります。
重量/駆動時間のどちらを優先するかで各メーカーも悩んでいると思います。落としどころとして、重量150g~190g程度の機種が多いです。軽いとバッテリー容量が小さく、駆動時間をアピールする機種は重くなります。
4,000mAh~5,000mAhの大容量バッテリーが売りの機種の中には、200gを超える機種もあります。
TCL 10 Proが177g、TCL 10 Liteが180gと一般的なスマホと同程度の重さです。駆動時間と軽さを両立していることになります。
SIMスロットには注意
1点だけ注意が必要です。
どちらの機種もSIMスロットにはnano SIM1枚しか挿さりません。
今回の比較には含めていませんが、旧モデルのTCL PLEXはデュアルSIMに対応していましたが、TCL 10 Pro/Liteは非対応です。1枚しかSIMが挿さりません。
外部microSDカードのスロットは用意されているので、そこは問題ありませんが、今まで2枚挿しで使用している人は注意が必要です。
まとめ
TCL 10 ProとTCL 10 Liteの性能・仕様を比較しました。TCL 10 Proのほうが多くの項目で優れています。
- 曲面有機EL、HDR10対応
- カメラ構成は同じだが、画素数が高い
- どちらも大容量バッテリーだが、TCL10 Proは急速充電に対応
だと思います。
性能で選ぶなら、TCL 10 Pro
機種情報はこちら 発売日:2020/05/29 |
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性能で選ぶなら、TCL 10 Proですが、格安SIMでは取扱いが終了しました。
コストパフォーマンス重視ならTCL 10 Lite
機種情報はこちら 発売日:2020/07/31 |
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コストパフォーマンス重視で、できるだけ安く高性能モデルを入手したいならTCL 10 Liteがオススメです。
通販などの実売価格が約2.4万円で、これほどの高性能なのが驚きです。
今までOCN モバイル ONEが安かったのですが、取扱いが終了しました。
その他のセール情報はこちら → OCNモバイルONEのセール・キャンペーン情報はこちら
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