2020/5/29にHUAWEI製スマホHUAWEI nova lite 3+が発売されました。格安SIMでは2020/6/25からIIJmioで取扱いが始まっています。
HUAWEI nova lite 3+は、HUAWEI nova lite 3の後継機で、フルHD+の高解像度ディスプレイ、大容量バッテリーを継承し、内蔵メモリの容量が大幅に向上しています。
HUAWEI社からは同時期にP40 lite EやP40 Pro 5Gなども発売されましたが、お手頃な価格帯の機種を探している人はHUAWEI nova lite 3+が目に止まったのではないでしょうか。
今回は比較的安価なHUAWEI nova lite 3+/HUAWEI P30 lite/HUAWEI nova lite 3の3機種の機能や仕様の違いを比較したいと思います。
価格情報は基本的に税込み価格です。
画像はソニー公式ページのものを使用しています。
HUAWEI製 低価格スマホの機能・性能の比較
HUAWEI社からはたくさんの機種が販売されていますが、今回は低価格のスマホに絞って比較します。
nova lite 3+
機種情報はこちら 発売日:2020/05/29 |
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P30 lite
機種情報はこちら 発売日:2019/05/24 |
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nova lite 3
機種情報はこちら 発売日:2019/01/30 |
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各機種の機能・性能の仕様は以下の表の通りです。
価格は税込みです。
項目 | nova lite 3+ | P30 lite | nova lite 3 |
---|---|---|---|
発売日 | 2020/05/29 | 2019/05/24 | 2019/01/30 |
実売価格(2021/4/8参考) | 約1.6万円 | 約2.2万円 | 約2.1万円 |
ディスプレイ | 液晶 | ||
解像度 | 2,340 x 1,080 フルHD+ | 2,312 x 1,080 フルHD+ | 2,340 x 1,080 フルHD+ |
画面サイズ | 6.21inch | 6.15inch | 6.21inch |
アウトカメラ | メイン:1,300万画素 深度測定:200万画素 | メイン:2,400万画素 超広角:800万画素 深度測定:200万画素 | メイン:1,300万画素 |
インカメラ | 800万画素 | 2,400万画素 | 1,600万画素 |
オーディオ | - | HUAWEI Histen 音響効果, ハイレゾ対応 | - |
スピーカー | モノラル | ||
ROM/RAM | 128GB/4GB | 64GB/4GB | 32GB/3GB |
外部メモリー | microSD™ (最大512GB) | ||
SIM | デュアルnanoSIM | ||
端子 | USB Type-C 3.5mm イヤホンジャック | USB 2.0 Micro-B 3.5mm イヤホンジャック | |
CPU | HUAWEI Kirin710 オクタコア (4 x 2.2 GHz A73 + 4 x 1.7 GHz A53) | ||
OS | EMUI 9.0 (Android 9 ベース) | ||
防水・防塵 | 非対応 | ||
バッテリー容量 | 3,400mAh | 3,340mAh | 3,400mAh |
急速充電 | 非対応 | 対応 | 非対応 |
おサイフケータイ | 非対応 | ||
重量 | 163g | 159g | 160g |
外形([mm]) | 155.36 x 73.55 x 8.2 | 152.9 x 72.7 x 7.4 | 155.2 x 73.4 x 7.95 |
記載スペースの関係で、数値の「約」を省略しています。
性能が良いほどセルを濃い黄色で塗っています。
この3機種は非常に仕様が似ています。
仕様が違うのはカメラ、内蔵メモリ、オーディオ、急速充電ですね。最新機種よりもP30 liteのほうが性能が高いのが意外です。
もう少し詳細に見ていきたいと思います。
ディスプレイはフルHD+でほぼ同じ仕様
nova lite 3+の画面
ディスプレイは一般的な液晶で約6.15~6.21インチとほぼ同じサイズです。画素数もほぼ同じで高精細なフルHD+です。
低価格の機種の中には1500×720程度のHD+の機種もありますが、フルHD+なので満足できると思います。
「動画は見ないから気にしてないよ」と思う方も、文字の滑らかさが全く違います。フルHD+を超えると人間の目には違いがほとんど認識できない(スマホの画面サイズの場合)のであまり意味が無いと思いますが、HD+とフルHD+の違いは、はっきりと感じられます。
ディスプレイは、ほとんど差がありません。
カメラはP30 liteが圧倒的に高性能!
アウトカメラ
上の画像はP30 liteのアウトカメラ構成で、最大2,400万画素の超高解像度カメラに加え、長広角/深度測定の3眼カメラ構成です。
上の画像は超広角カメラで撮影されたものです。
nova lite 3+は1,300万画素と深度測定カメラ、nova lite 3は1,300万画素カメラのみです。
アウトカメラは画素数もレンズ構成もP30 liteが圧倒的に優れています。
インカメラ
インカメラもP30 liteが2,400万画素と圧倒的に優れています。
低価格モデルは一般的に800万画素程度が多いので、nova lite 3も1,300万画素の高解像度なので、結構いいと思います。
nova lite 3+は、一般的な800万画素です。新しい機種なんですが、イマイチな仕様なのが残念ですね。
P30 liteはHi-resオーディオ対応!
P30 liteはハイレゾオーディオに対応しています。
最近はイヤフォンジャックがない機種もありますが、イヤフォンジャックはどの機種もついています。
Bluetoothも搭載されているので、ワイヤレスだと別にイヤフォンジャックはいりませんが、昔のイヤフォンも挿せるのは嬉しいですね。
CPU・メモリのパフォーマンスは?
CPUは同じ
採用しているCPUは、どの機種もHUAWEI Kirin710です。
他社のスマホはQualcomm® Snapdragon™を採用している機種が多いのですが、HUAWEIは自社のCPUです。性能的にはQualcommのSDM+数字とHUAWEI Kirin+数字の数字部分の値が同じだと同等性能だと言われています。
今回の3機種だとSDM710と同等性能です。SDM710はこの価格帯の機種だとそこそこ高性能のCPUなので、CPU性能は問題なさそうです。
メモリは低価格帯の機種としては優秀!
メモリは以下の通りです。
機種 | RAM | ROM |
---|---|---|
nova lite 3+ | 4GB | 128GB |
P30 lite | 4GB | 64GB |
nova lite 3 | 3GB | 64GB |
ようやく、ここでnova lite 3+が出てきました。nova lite 3と比べるとnova lite 3+は大幅に性能がアップしています。
全機種が外部メモリ対応、デュアルSIM
どの機種も外部メモリmicroSD™ (最大512GB)に対応しています。
また、どの機種もデュアルSIM対応です。
バッテリー容量は約3,400mAhの大容量!
バッテリー容量は3,340~3,400mAhの大容量のバッテリーです。
古い機種だと2,000mAh程度なので、3,400mAhもあれば十分だと思います。
外出している時間が長く、なかなか充電する機会がない人は、できるだけ大きいバッテリーのほうが良いと思います。
P30 liteは急速充電に対応!
バッテリー容量が大きいに越したことは無いのですが、実は充電時間も見たほうがいいです。
P30 liteのみ急速充電に対応しています。
公式ページなどを見ても具体的な充電時間が明記されていないのですが、他社スマホの仕様などを見ると急速充電対応だと明らかに短時間で充電できます。
外出先で数十分程度の休憩中に充電しても、かなり充電できると思います。
サイズや軽さは?
P30 liteが薄い!
縦と横幅はあまり変わりませんが、薄さに差があります。
- P30 lite:7.4mm
- nova lite 3:7.95mm
- nova lite 3+:8.2mm
P30 liteとnova lite 3+は0.8mmも差があります。約10%の差なので結構大きいと思います。
160g前後と軽い!
大容量バッテリーを搭載している機種は、重いのですが、この3機種は160g前後とかなり軽いです。
2,000mAh程度のバッテリーしかない他社モデルだと170g程度が多いので、結構軽いと思います。
3機種の中では4gしか差がないので、ほぼ誤差範囲だと思います。
おサイフケータイ/防水・防塵には非対応
日本メーカーのスマホはほとんどおサイフケータイ/防水・防塵仕様になっていますが、海外メーカーはあまり防水・防塵にこだわっていません。世界的な需要としては防水・防塵はあまり要求されていません。
おサイフケータイは日本独自の仕様なので、海外メーカーはほぼ搭載していません。
おサイフケータイ/防水・防塵仕様が欲しい人は日本メーカーを選んだほうがいいですね。
海外メーカーだとOPPO Reno3 Aがおサイフケータイ/防水・防塵仕様です。実は有機EL/最大4,800万画素4眼アウトカメラとメチャクチャ性能が高いのですが、7/15までセール中で1万円台で入手できます。
まとめ
各機種とも項目ごとに優劣がありますが、ザクッと全体的に評価すると
だと思います。
各機種の特徴を簡潔に表すと以下のようになります。
機種 | 特徴 |
---|---|
nova lite 3+ | 最新機種だが全体的な性能は控え目。内蔵メモリは断トツに大容量。 |
P30 lite | 高性能カメラ/ハイレゾオーディオ対応などほとんどの性能が高い。最も薄く急速充電にも対応。 |
nova lite 3 | 内蔵メモリが小さいが、それ以外はnova lite 3+と同等かそれ以上。 |
安さならnova lite 3
結構古い機種なので、安く販売されています。
意外とnova lite 3の性能が悪くないんですよね。最新機種のnova lite 3+とはかなり性能差があると思ったんですが、内蔵メモリが小さいくらいです。アウトカメラも最大画素数は同じ1,300万画素ですし、インカメラは逆にnova lite 3のほうが性能が高いです。
機種情報はこちら 発売日:2019/01/30 |
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但し、nova lite 3+が発売されたこともあって、現時点では格安SIMでの取り扱いは終了しています。
性能重視ならP30 lite
性能重視ならP30 liteで決まりです。
最大2,400万画素3眼アウトカメラ、2,400万画素インカメラ、ハイレゾオーディオ、大容量バッテリーで急速充電対応、3機種の中で最も性能が高いです。
唯一、内蔵メモリがnova lite 3+に負けていますが、それ以外の性能は上か同等です。
特にカメラ/オーディオ/急速充電を重視する人はP30 liteがオススメです。
機種情報はこちら 発売日:2019/05/24 |
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通販での実売価格は約22,000円です。
格安SIMではY!mobileが取り扱っていましたが、現在は終了したようです。
内蔵メモリ重視ならnova lite 3+
nova lite 3+の最大の特徴は大容量内蔵メモリです。RAM6GB/ROM128GBと大容量です。
写真をたくさん撮影したり、いろいろなアプリを入れる人は内蔵メモリが大きいnova lite 3+がオススメです。外部メモリにアプリを入れることは通常できないので、内蔵メモリが大きいモデルのほうがいいと思います。
それ以外の性能はP30 liteが優れていますが、特別に性能が悪い訳ではなく、この価格帯のモデルだと標準的な仕様だと思います。
最新機種なので、メンテナンス面などは安心できると思います。
機種情報はこちら 発売日:2020/05/29 |
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通販での実売価格は約16,000円です。
格安SIMではIIJmioとBIGLOBEモバイルが取扱っています。
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