FXとは -スプレッド、スワップポイントって何?-

FX

投資の種類の中でFXを紹介しました。

投資の種類 -特徴とメリット・デメリット-
以前の「リタイア後の収入源」で紹介した投資を深堀りしたいと思います。早期退職に関わらず定年後の老後を安心して過ごすためには資産運用が必要だと思います。 投資にも不動産投資や株式、債権、FXなどの金融投資などいろいろなものがあり...

「銀行に預けるより少しでも資産運用したいけど、まとまった資金がないので株は難しいなぁ」と思われている方にはFXが向いていると思います。

FXとは具体的にどのようなものでしょうか?

FXの概要

為替を利用した投資をFX(外国為替証拠金取引)と呼びます。

円、ドル、ユーロなどの各国の通貨を売買し、日々変動する為替レートを利用して差額を売却益として得ます。また、スワップポイントと呼ばれる各国の金利差を用いて利息を受け取る(または払う)こともできます。

為替はニュースでも必ず日経平均などと共に毎日報道されているので、皆さんご存知ですよね。為替のレートの変動率は微々たるものです。そのまま取引しても差額がほとんどないので、通常はレバレッジをかけて取引します。

メリット
  • レバレッジをかけるので小額から始められる
  • 金利差を利用したスワップポイントで利益を上げることもできる
  • 株式の次にメジャーなので情報が多い
  • 24時間売買ができる
  • アルゴリズムを使用した自動売買もできる
デメリット
  • レバレッジをかけるので自己資金を超える損失もある(借金を背負う)
  • 経済以外の要因でレートが大きく変動することがあるのでリスクが高い

テレビCMもたくさん流れていたのでFXはメジャーな投資です。主婦にも一時期とても人気がありました。小額から始めることができ、若年層でも人気があります。

また、株式売買と異なり24時間取引を行えるので、会社員など昼間の時間に売買ができない人でも夜間に取引することができます。

取引の例

例えば日本円からアメリカドルを買ったとします。

  • 1ドル=115円のときにアメリカドルを買う
  • 1ドル=120円になった
  • 1ドルを120円で売る
  • 5円の利益になる(手数料を除く)

この例では円安になって5円の利益となりましたが、逆に1ドル=110円になってしまうと5円の損失になります。

円高になると思えば、買いから始めずに売りから始めることもできます。

通貨単位

FX取引では取引するときの単位が「1万通貨」などと特別な用語を使用しています。

1通貨は2国間のうちのどちらかの通貨を表します。

アメリカドルと日本円の場合、1通貨=1ドルです。

1万通貨が1万円ではありません。

また各国の通貨によって1万通貨あたりの必要保証金が異なります。例えばアメリカドルを円で取引する場合には、必要保証金が45,xxx円などに決まっており、この必要保証金は日々変動しています。

スプレッド

先ほどの取引例では手数料を除いて例を挙げましたが、実際に売買するときには手数料がかかります(手数料無料のFX取引会社もあります)。

また、FXではスプレッドと呼ばれる売買価格差があります。

例えば、買いは1ドル=115.003円、売りは1ドル=115.000円などです。

買いと売りに0.003円(0.3銭)の差があります。極小さな額ですが買ってすぐに売っても0.3銭ほど損をします。

スプレッドはFX取引会社によって異なりますが、安いところで0.3銭くらいです。

スプレッドがあるので、手数料無料を謳っているFX取引会社もたくさんあります。

スワップポイント

先ほどの取引例では実際に売買したときの為替差で利益(または損失)を出していましたが、各国の金利差を受け取る(または支払う)こともできます。

FX取引での金利差をスワップポイントと呼びます。

外貨預金で利息を受け取るのと同じですが、一般的に外貨預金よりもスワップポイントのほうが高い金利差になります。

2018年12月現在では、日本は超低金利なので、そこそこ金利のつくアメリカドルを買うだけで利息分が増えることになります。逆に売りから入ってアメリカドルを売ってしまうとスワップポイントを支払うことになります。

また、スワップポイントは1日あたりの額が決まっているので、毎日受け取る(支払う)ことも可能です。1万通貨当たり何円などと決まっており、日々変動しています。

売却益を狙わずにスワップポイントを受け取るためにFXを利用している人もいます。一時期、ミセス・ワタナベという日本の主婦投資家を表す言葉もあったように、低金利の日本の銀行に預けずにFXのスワップポイント狙いの買いが相場に大きく影響したこともあります。

レバレッジ

株式取引では実際の株を売買するのでまとまった資金が必要です。FXではレバレッジをかけるので小額から始めることができます。

元手となる保証金を用意し、例えばその保証金の10倍の取引を行います。この場合、10倍のレバレッジをかけて取引したと言います。

為替は株式よりも変動が小さいので、レバレッジをかけないと莫大な資金が必要になってしまいます。FXでレバレッジをかけること自体は通常のことですが、レバレッジをかけすぎて大きな損失を出した場合でも自己資金で補える範囲で運用してください。

取引時間

株式取引は一部を除いて基本的には平日の9時~11時半、12時半~15時が取引時間です。

FXも平日の限定された時間(東京だと8時~19時)ですが、世界各国の主要都市で取引が行われているため、土日以外の24時間で取引可能です。

東証の日本株をニューヨークで売買することはできないので、平日の24時間取引できることはFXの最大の特徴です。

会社員など夜間にしか取引できない人でもリアルタイムに取引できます。

アルゴリズム売買

アルゴリズム売買はソフトウェアやAIなどを使用して自動で売買することです。FXに限らず株式取引でも超巨大運用会社はアルゴリズム売買が主流で、もはや人間は売買していません。人間は損得勘定が働くので、機械に任せたほうが運用成績がいいようです。

株式取引を個人でアルゴリズム売買するのは銘柄が多すぎて難しいのですが、FXだと2国間の通貨を追うだけなので障壁が低いです。

環境を用意してそれを売りにしているFX取引会社もあります。個人向けの自動売買を用意している株式証券会社は見たことがありません。(インタフェースのみ用意しているところはあります)

投資の観点から見ると完全に投機なので、あまり深追いはしませんが、アルゴリズムが上手くいかない場合、放置すると莫大な損失になる可能性があります。

まとめ

FXの取引や利息に当たるスワップポイントについて紹介しました。

FXは投機のイメージが強いですが、小額でも始めることができ、スワップポイントも貰えるので、投資初心者にもおすすめできると思います。

また、平日は24時間取引できるので、会社員の方でも実際に取引しやすいと思います。銀行に預けるよりは投資したほうがいいと思う方は始めてみてはいかがでしょうか。

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